モグラは地中に住んでいるため視覚は退化して光を感じることができません。
その代わりに嗅覚、聴覚、触覚が非常に発達しておりモグラ退治するにはこうした敏感に発達した感覚器に訴える方法が適していると言えます。
今回はモグラの鋭く発達した嗅覚をつくモグラ退治法を紹介します。
ハウスの両端ににんにくを植える
これはハウスの両端の畝に、にんにくを植えるといった方法です。
いちごなどの畝を囲うように畝の一番外側をにんにくにします。
にんにくは植えてから収穫まで水やりも追肥も必要ありません。
これはモグラがにんにくの臭いを嫌ってハウスの中に入り込めなくなってモグラ被害を食い止めていると考えられます。
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こうしたモグラ防止策でハウスの畝を覆ってしまうのも一つの手ですが、にんにくの畝でもモグラの侵入を防ぐことができていると報告している農家さんがいるので試す価値アリです。
煙幕を使ってモグラを燻り出す
煙幕を使った方法もモグラの嗅覚をついたモグラ退治法です。
火薬の燃えた煙のにおいをモグラは嫌がります。
効果は2~3ヶ月ほど持ちます。
モグラの穴を見つけたらその穴に煙幕を炊き込みます。
煙が出ればいいので花火の煙玉を使ったり、蜂取りようの煙幕を使うこともできます。
おすすめの方法は車の発煙筒を使った方法です。
車の発煙筒は燃え尽きるまで20分程度かかることから煙の量が足りなくなる心配も減ります。
自宅近くに車の整備工場がある方は一度車検で期限切れになった発煙筒がもらえないか聞いてみると案外もらえるようなので一度聞いてみてください。
更に効果を上げたい方はハバネロ入りタバスコをティッシュに吸わせて火をつけ穴に投げ込んで煙+ハバネロ効果でモグラを燻り出している方もいます。
発煙筒モグラ退治はこんな感じです。
目安としてできれば10mに1本の発煙筒があると効果が出やすいです。
正露丸を使ってモグラに嫌がらせ
正露丸もモグラ退治に効果があります。
作物の株間に2~3cmの深さで1粒ずつ埋めていきます。
正露丸の独特の臭いである木クレオソートがモグラには有効のようでモグラ忌避剤にも正露丸に似た臭いのものがあります。
株数が多いと薬代が高く付くのが難点です。

カメムシの臭いでモグラを追い払う
カメムシのにおいでもモグラ退治できるようです。
ポリ製の使い捨てコップの底にキッチンペーパーをひき、その中にカメムシを2匹入れてラップで蓋をしてラップが取れにくくなるように輪ゴムで止めます。
蓋をしたラップには爪楊枝で穴を開け臭いと空気が通る穴を作ります。
後はこれをモグラのトンネルに仕掛ければモグラを防ぐことができます。
これらでも効果を感じにくい時は?
モグラの嗅覚を刺激してモグラ退治する方法の欠点はにおいを出すものが必要だということです。
またにおいが効果を示す範囲が限定的なため、効果が実感できない場合はモグラがいるところまでにおいが届かなかったからでしょう。
モグラのトンネルは50~300mほどあるので無理もありません。
においを刺激して効果を感じられなかった場合におすすめなのは音と振動でモグラを退治するモグラ撃退器です。
その中でもモグランという商品は有効範囲が他のものより広く、商品を使った人の80%以上が効果を実感できています。
確かに値段は高いですが、効果を感じられなかった場合返金保証もありますし、故障しても1年は品質保証があるため安心して購入することができます。
下の記事では他の撃退器とモグランの性能比較、他のモグラ退治方法との費用比較をしています。

まとめ
モグラ退治はモグラの敏感な嗅覚を付く方法は確かに効果的です。
モグラ忌避剤で農地に薬を撒くようなことはしたくないかたも今回紹介した方法なら試せるのではないでしょうか?
それでも効果が実感できない場合は一度モグランを試してみてください。
なんと言っても電池を入れて地面に刺すだけでいいのが簡単で楽です。
モグラ被害の悩みは絶えませんが根気強く取り組みましょう。