畑や河川敷でモグラのトンネルを見つけた方は、
なんて考えたことはないでしょうか?
モグラの穴は全長50m~300mに及ぶ時もあり、ただ単純に穴が続いているわけではありません。
モグラの巣は直線の穴ではなく、アリの巣のように部屋があったり、部屋ごとに役割が来混ていたりします。
モグラの巣の中にはそのモグラ専用のトイレもあるのですよ!


ちなみに河川敷や畑でこんな小高い土の山を見つけたことはないでしょうか?
これはモグラ塚と言ってモグラが穴を掘るために書き出した土の山です。
このモグラ塚がある場所の下にはモグラの穴がある可能性が非常に高いです。
モグラのトンネルには種類がある
モグラのトンネルはその役割で区別することができます。
本道
本道はモグラが獲物を探すと時に頻回に通るいわいる生活道です。
モグラ退治でモグラ捕獲時を設置する時は捕獲器をこの本道に設置するのが正攻法です。
モグラは活動時間のほとんどを餌探しに費やします。
毎日自分の体重の半分の重量を食べるというほどモグラは大食漢な動物なのです。
この本道をウロウロして獲物の気配を探しながら移動しています。
本道の特徴はモグラが何度も通るため土の表面がつやつやになります。
これはモグラの毛によって表面がならされるからです。
モグラの穴を見つけたら土の表面を見ると本道かどうか見分けがつくかも知れません。
支道
支道はモグラの本道から枝分かれしているトンネルのことで探餌道とも呼ばれます。
本道をパトロールしていたモグラが本道のそばで獲物の気配を感じた時に、その獲物を捕まえる時に掘るのが支道です。
基本的には支道は使い捨て。
一度使ったらまた再度使うことはないので、もしモグラの穴を見つけて、踏み潰して穴を埋めてしまった場合、本道なら再度掘り返されますが支道は掘り返しされません。
こういった理由でモグラの捕獲する時に支道に捕獲器を設置しても一向にモグラは捕獲できないわけです。
幹道
モグラのトンネルは私達が見つけやすいような水平方向に掘られているものばかりではありません。
モグラは本道の奥に巣を作っています。
本道から巣に向かう道を幹道といいます。
幹道は本道から垂直方向に掘られており地中深くに続くトンネルです。
モグラの巣は地中40~50cm程度の深さにあります。
幹道の奥にはモグラの巣や餌を蓄えておく部屋、トイレなどモグラのねぐらに続いていくのです。

モグラのトンネルの中

モグラのトンネルの幹道を進むとモグラの巣にたどり着きます。
モグラはアリと同じように巣の中で部屋の役割を決めて生活しています。
つまり巣の中でどこで寝たりトイレをしたりするのではなく、毎回決まった場所で寝て、排泄をして、なんと水飲み場まで持っているのです。
トンネルをほりながら人間と同じように寝室、トイレ、台所を持っているということです。
モグラが私達の足の下でこの様な世界を作っていると考えるとなんだか不思議な気持ちになりますね。
モグラのねぐらは落ち葉などを集めてハンドボールほどの丸いものを作ります。その中で落ち葉に包まれてモグラは寝ているのです。
下の写真がモグラの巣です。

モグラのフンから生えるモグラセッチンタケ
モグラのフンからキノコが生えることは知っていますか?
名前はナガエノスギタケ、別名モグラセッチンタケというものです。
ナガエノスギタケはモグラの糞尿と木の根から養分をもらって成長します。
モグラも木の根とキノコが自分の排泄物を掃除してくれるので清潔な環境が得られるのです。
実際にモグラのトイレはほとんど臭わないそうです。
しかしながらナガエノスギタケの胞子がどうやって地中深いモグラのトイレにまで入り込むのかはわかっていない、謎の多いキノコなのです。

モグラを捕まえるにはどうすればいいか
モグラを捕まえるのは本道にモグラ捕獲器を設置するのが正攻法です。
しかしこの本道を見つけるのが骨の折れる作業で根気と継続を要します。

モグラに根負けする方には地面に刺すだけでいい、音と振動でモグラを退治するタイプのモグラ撃退器をおすすめです。
まとめ
モグラは私達の足の下でアリのように穴をほり巣を作っており生活をしています。
巣を作ったら引っ越しはなかなかしないため、モグラ被害がでたらずっとモグラと戦うことになります。
観察するにはいいですが、戦うとなるとできればその戦いは避けたいですね。
モグラの本道探しはなれないと非常に時間がかかり根気のいる作業なので、もしモグラ退治が必要なら地面に刺すだけのモグランを試してみてください。
他のモグラ駆除器と比べて効果範囲が広く、効果がなければ返金の保証もついているのでモグラ被害に悩んでいる方は試す価値ありです!
