モグラ対策には彼岸花(ヒガンバナ)がいいと聞いたことがある人は多いですよね。
それは彼岸花に毒があってその毒がモグラに効果があると昔から考えられてきたからです。
しかし実はそれは迷信で彼岸花の毒はモグラ対策に効果はないのです。
この記事では彼岸花がどうしてモグラ避けにならないのかを解説して、畑を荒らすモグラにどう対処するのがいいのかを紹介します。


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彼岸花ってどんなお花
彼岸花とは秋のお彼岸の時期に咲くお花です。
田んぼやあぜ道でこうした花を見たことはないでしょうか?きれいだけどよく見ると結構毒々しさもあるようなお花です。

今は品種改良がされており白・黄色・ピンク・オレンジのように多岐にわたる色がありその華やかな花の形と咲く時期からお彼岸にはお墓に添えられる花にもなります。
彼岸花にはどんな毒があるのか
彼岸花には花・茎・葉・根、すべての部分に毒性があります。
毒はリコリン、ガタラミンなど約20種類のアルカロイド系の毒を持っています。
球根1gあたり約0.5mgのリコリンを含んでいると考えられています。
毒は特に球根に多く含まれ、毒抜きせずに食すと30分以内に激しい下痢や嘔吐に見舞われ、ひどい場合は呼吸不全や痙攣、中枢神経麻痺といった深刻な症状を引き起こします。
しかしながら鎌倉時代は救荒作物として球根に多く含まれるデンプンを毒抜きして食べていたそうです。
彼岸花はノビルやアサツキにその姿がにているため今でも誤食してしまう人がいるようです。
人間における致死量はリコリン約10gです。
球根1gに0.5mgしか含まれないことを考えるとよっぽどのことがない限り人を死に至らしめるような植物ではありません。

彼岸花にまつわる迷信
彼岸花は昔から人々に親しまれていたお花ですが、その毒性から不吉な迷信があります。
彼岸花を摘むと手が腐る手腐る
彼岸花の赤色は血を吸い取った色
こうした迷信はその毒性のため子供を近づけないようにするための大人たちの工夫から生まれたことが考えられます。
彼岸花が田んぼやあぜ道に植えられている理由
現在は人がなくなった時は火葬を行いますが、大昔は土葬でした。
土葬するとモグラやネズミによって死体を荒らされる可能性があります。
毒があることが知られていた彼岸花で昔の人は土葬したご遺体を守ったり、田畑が荒らされないようにするために田んぼやあぜ道に彼岸花を植えたのでしょう。
因みに・・・
彼岸花の球根ひとつの致死量は、モグラやネズミといった小動物で約1500匹ぶん。墓地やあぜ道に植えられていたことにも納得です。

モグラと彼岸花
昔からモグラよけとして彼岸花は効果があると考えられてきましたが実際は全く効果がないとわかっています。

モグラは肉食だから彼岸花の球根は食べない
モグラは肉食動物であり、主な餌は土の中に住んでいるミミズや小さな虫たちです。
彼岸花の球根や根を食べるならば、その毒性からモグラを死に至らしめることはできますがモグラは彼岸花をそもそも食べません。
つまりモグラにとっては彼岸花はそのへんに生えている植物と何ら変わりないため、モグラよけにはならないのです。
彼岸の頃、堤防の土手が赤く染まるほど彼岸花が咲いているにも関わらず土手の土手の土はモグラでぼこぼこなんてことはよくある話です。

彼岸花の毒は土に染み出すわけではない
さらに彼岸花から毒が染み出して土壌に彼岸花の毒が移行することもありません。
もしそうであれば畑の土を毒することにもなるので畑の作物は育たなくなりまずがそんなこともありません。
このことからも
『モグラ除けに彼岸花』は迷信!
だということがわかりますね。
まとめ
モグラ除けに彼岸花は迷信でありその効果はないと考えていいでしょう。
その証拠に堤防を埋め尽くす彼岸花の土手もモグラでボコボコといった状況も見受けられます。
じゃあモグラ対策はどうすればいいでしょうか?
モグラの生態から考えると敏感な聴覚と感覚に訴えてモグラが逃げ出す超音波と振動を用いたモグラ撃退器を使う方法が効果を発揮します!
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他のモグラ対策と比べて、地面に刺すだけでいいのも嬉しい点です。
モグラ対策に困っている方は試してみてください。
下の記事ではモグランの性能を他の撃退器と比較して詳しく解説しています。
