このように考えて張り切ってホームセンターやネットでモグラ捕獲器を購入。
いつも穴が掘られるところに設置するが・・・
いつまで経ってもモグラは取れない。
これ、モグラ捕獲器がモグラから警戒されているからかも知れません。

モグラ捕獲器は必ず本道に設置する
見つけた穴に手当り次第モグラ捕獲器を設置していませんか?
モグラを確実に捕まえるにはモグラのトンネルの本道に設置する必要があります。
本道とはモグラが生活する上でよく使う道のことで、このトンネルと言ったり来たりして餌を探します。
逆に餌を捕まえるために掘られたトンネルはそれ以降モグラはほぼ通りません。
ここにモグラ捕獲器を設置してもモグラが捕まることはまずないでしょう。

モグラの触覚は敏感
モグラは地中で生活しており視覚は退化して光を感じませんが、その代わりに聴覚、触覚、嗅覚は発達しています。
とくに触覚に関しては鼻の先にアイマー器官という神経が密に並んだ敏感な器官を持っており、周囲の振動を感知したり、鼻の先に触れたものを感知して餌を探しています。
本道にモグラ捕獲器を仕掛けてもなかなか捕まえられないのはモグラが捕獲器に敏感に反応して警戒しているからなのかも知れません。
本来であれば金属は地中に埋まっているはずはないのでもしかしたらモグラがいつも違う事に気がついているのかも。
モグラのみぞ知る問題ですが…
モグラがバンバン取れる竹製のモグラ捕獲器
そこでおすすめなのが自然素材である竹を用いたモグラ捕獲器です。
この捕獲器は岡山の坂本堅志さんが現代農業2018年5月号で紹介しているもので、一年間で10匹も捕まえたそうです。
モグラは基本的に1穴1匹なのでとてもモグラの多い状況の中、坂本さんはこの捕獲器で畑を守ったことがわかりますね。
竹製モグラ捕獲器設計図

作りとしては市販のものと同じで非常にシンプルな作りとなっています。
仕掛け方

モグラ捕獲器はは本道のどちらから来ても入るように、向きを反対にして二つ仕掛けます。モグラはにおいに敏感なので人の手のにおいがつかないように必ず手袋をはめましょう。
仕掛けたら、土をかけ左右のワナの捕獲確認糸を竹杭にくくりつけます。
ワナから出るこの糸が特徴で、土に埋めた捕獲器の位置やモグラの捕獲状況を知らせてくれます。
あとは見回りの時、糸がピンと張って赤い印が見えなくなっておれば捕獲できています。
雨の後はモグラの好物であるミミズの活動が活発になるのでより入りやすい条件になります。
この仕掛のポイントは捕獲確認糸がある点です。
毎回仕掛けに入ったか穴を掘り返して確認するのは大変ですが。この糸によって見るだけで捕まっているかどうか確認できるので手間が省けますね。

それでもモグラ退治がうまく行かない時は
こうした場合は他の方法を用いるしかありません。
モグラ退治は色んな方法がありますが、その分難しいということなのです。
簡単で効果がある方法はないのか?
モグラ捕獲によるモグラ退治は確実で最も効果のある方法です。
しかし手間がかかり、時間もかかる。
ではもう少しらくできる方法はないものか?
そこでおすすめなのが音と振動を使ったモグラ撃退器です。
モグラの聴覚と触覚に訴えて音と振動でモグラにとって居心地のわるい場所にするのが狙いです。
モグラ撃退器は種類がたくさんありますが、モグランは使用者の80%以上がその効果を実感しています。
効果を感じられなかった場合は返金保証もあるので試して見る価値ありです。
下の記事ではモグランと他の撃退器、モグラ退治方法の費用比較を行っています。

まとめ
モグラを捕まえることはそれほど簡単なことではありません。
本道を見つけて、捕獲器を設置して、気長に待つ。
なんせモグラの命がけなので仕方ありませんね。
しかし考えあぐねていては農作物に被害が及びます。
できる対策から、早めにうってモグラ被害を最小限にできることを願っています。
